FROM ODATE

秋田比内や㈱

秋田比内や(株)
  

日本三大美味鶏と呼ばれ、濃厚な旨味と弾力のある肉質が特徴的な比内地鶏。

秋田比内や(株)は、「比内地鶏で日本一を目指す」をモットーに25年間、比内地鶏の魅力を最大に引き出すメニューを作り続けてきました。
比内地鶏の串焼きや親子丼で人気に火がつき、現在は全国で200以上の姉妹店で比内地鶏商品を提供しています。

代表取締役の武藤幸美さんにお話を伺います。

秋田比内や(株)について
 

1995年12月、秋田比内やは、焼き鳥とラーメンを提供する小さなお店として産声を上げました。

創業者である先代社長が掲げた理念は、「比内地鶏で日本一になる。秋田のほんものを全国へ」。
当時、比内地鶏の年間生産量は1万3千羽と少なく、知名度は全国的なものではありませんでした。

1996年2月、大町商店街に大館本店をオープンし、翌年「比内地鶏親子丼」第一号が完成。

全国的に地鶏ブームが高まったことと相まって、秋田比内やの親子丼は「半熟トロトロの極上の親子丼」として一躍話題になりました。

その後も、親子丼のさらなる改良を重ねつつ、比内地鶏を使った新メニューを次々開発。
秋田比内やの味は、全国で200の姉妹店で楽しむことができます。

秋田比内や(株)のこだわり
 

「これからは女性が活躍する時代」という先代社長の意向から、従業員約40人のうち9割が女性。

「子育てや介護で休むことがあっても、出来る人が、出来る時に、出来ることを一生懸命しよう、と従業員同士が支え合っています」と武藤さんは言います。

社内のその雰囲気が「一番美味しい時に、美味しいまま商品を提供する」というお店のコンセプトの実現につながっているのだそう。

四季を感じる地元の旬の食材を使い、メニュー作りに妥協はしません。

また、2020年はコロナの影響で外食が自粛されたことから開発中だったメニューの商品化を早めました。
レンジで温めてすぐに食べられる「きりたんぽ鍋」「ハンバーグ」「餃子」「鶏チャーシュー」や、ポーションタイプの「親子丼」など、比内地鶏の味を自宅で手軽に楽しめる商品が完成しました。





秋田比内や(株)大館本店について
 

大館本店1階は、開店当時と変わらずカウンターと大テーブルを配置。大テーブルの真ん中に置かれた大きな花瓶が目隠しになり、ちょうど良い距離感で近くの人との交流が生まれます。

創業時から力を入れている「比内地鶏串焼き」は20種以上。

一番人気の「比内地鶏親子丼」は、皮目を炙って香ばしく仕上げた歯ごたえあるモモ肉に、半熟トロトロの卵がしっとりと絡みます。

ほかにも、牛テールスープではなく比内地鶏スープで味わう「冷麺」や、「ひつまぶし」、「焼き鳥丼」など、比内地鶏の味と食感を生かしたメニューを楽しんだあとは、比内地鶏のたまごを使ったスイーツがオススメです。







代表取締役 武藤幸美

 

創業と同時に入社した武藤さんは、商品開発や営業に携わってきました。
「もともと料理が大好きで、メニューをあれこれ工夫することが楽しかったので、仕事にとてもやりがいを感じました」

大きな転機となったのは、東日本大震災でした。
震災時、営業の仕事で東京にいた武藤さんは、停電した街で帰宅難民の人たちに飲食を提供するお店を目にして、「飲食店は人の命を預かっているのだ」と実感したそうです。
その思いを胸に大館に戻り、震災直後の混乱の中、出来る限り取引先への納品に応じようとしました。

「初めは難色を示した社員も、やると決めたらついてきてくれました。それまでは自分も会社も、どこか比内地鶏ブランドにあぐらをかき、努力しなくても注文がくる状況に甘えていました」
自戒の気持ちをこめ、「食べ物を必要としている人に届ける」という原点に立ち返った武藤さんは、その年の秋、副社長に抜擢されました。会社の経営を立て直して欲しいという先代社長の意向でした。

8年後の2019年3月11日、先代が急逝し、社長に就任。
「秋田のほんものを全国へ」という先代の理念を受け継いで、新商品開発への努力を続け、比内地鶏商品を全国に展開しています。

比内地鶏業界の未来について
 

「食べることが一番の幸せ」と笑う武藤さん。
生きている限り食べることに終わりはありません。そして、健康でないと美味しく食べることはできません。


 

「一人一人が食に関心を持ち、良いものと悪いものを判断することが大事です。大館は自然豊かで、水も土地もいいところ。地域全体で健康になっていければいいですね」
また、「もっと地元の人が比内地鶏を食べる機会が増えると良いなと思います」と比内地鶏愛を見せる武藤さん。
Withコロナの時代に合わせて、家庭で手軽に専門店の味を再現できる商品が生まれました。
これを機に、地元での比内地鶏消費も増えるかもしれません。

「ピンチはチャンス。チャンスは貯金できない」と考える武藤さんは、今後もより一層美味しい比内地鶏商品の開発に力を入れます。



  • 秋田比内や㈱
  • 〒018-5606 秋田県大館市葛原字洞喰向11-15
  • TEL/FAX 0186-52-3886/0186-52-3888