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㈱OGURA

㈱OGURA


  

(株)OGURAは「環境に優しい、人に良い食の提供」をコンセプトに、そば粉、小麦粉、米粉などの製粉・製麺と、有機穀物の生産・貿易を行なっています。
ISO22000認証取得、有機JAS認定事業者として、土づくりから徹底してこだわった有機栽培を実践。
秋田・青森・岩手の直営農場、中国北東部の有機認定(CERES)農場で、そば、小麦、大豆の輪作をするなど循環型の農業を実現させながら、有機農産物や加工品の海外貿易を手広く行っています。
そば屋として持続可能な循環型農業の推進に取り組む、代表取締役の小倉隆夫さんにお話を伺います。

㈱OGURAについて
 

昭和56(1981)年に創業し、米粉やそば粉の製粉を始めました。

昔ながらの石臼挽きや超微粉マイナス冷気粉砕機など、多様な機械と粉砕法、材料の組み合わせで、国産だけでも30種以上のそば粉を製粉・販売しています。

超微粉マイナス冷気粉砕機は、小倉さんが独自に改造したもので、日本ではOGURAにしかない技術。

熱を加えずに、原料の風味を保ったまま20ミクロン以下に加工できる画期的な製粉法です。
この製法で製粉したOGURA製のうどん「舞麺」は、つなぎを使わずに製麺することができ、ツルツルしてコシがあり、時間が経っても延びないのが特徴です。

元は農家だった小倉さんは、安心・安全な有機原料を使用することにこだわり、直営農場・契約農場での有機栽培にも取り組んでいます。
有機原料を使用したそば粉や小麦粉、米粉、有機穀物などは、ナチュラルフードとして、日本国内だけでなく海外からもたくさんの需要があります。


㈱OGURAのこだわり
 

OGURAの地元・大館市比内町にある農事組合法人小坪沢組合も、契約農家のひとつです。

寒暖差のある比内町の気候は、そばの栽培に最適。小坪沢組合では、耕作放棄地の提供を受けて、現在、35ヘクタールの農地で、そば「虹ゆたか」を栽培しています。

9月下旬ごろ、収穫した玄そばをOGURAに納品。
OGURAでは、それを比重選別(他の種が混ざらないように管理しながら選別)し、最も良質なものは翌年の種として植えるために小坪沢組合に戻し、残りをOGURAで買い取って製粉します。

2020年からは、市内の比内地鶏養鶏場から出た鶏糞を使用したたい肥づくりにも取り組み始めました。
年末になると、そば作りに関わった全ての人たちに感謝を込めてOGURA製の年越し蕎麦を振る舞います。
「地元のものを循環させて、そばを作りたい」という小倉さんの想いが地域の人たちを結びつけ、循環型農業を実現させています。





工場について
 

創業当時に建てられ、増築を重ねながら使われてきた歴史を感じさせる工場には、昔ながらの石臼や独自の新しい機械が整然と並んでいます。

製粉や製麺の各工程を担当するのは、入社以来その工程一筋に研鑽を積んだ職人さんたち。手際よく確実に、作業を行なっていきます。

OGURA製半生麺の製麺は、そば粉と水を練り込むところからスタート。練り具合を手で確認したら、生地が切れないよう注意を払いながら圧延(あつえん)し、乾燥機にかけたあと約2時間、水分調整をして完成です。
出荷前にはしっかりと検品を行います。

そば粉と米粉が混ざらないよう、別室で製造工程を完全に分けて管理しています。


 

<半生そば製造工程の様子>



㈱OGURAの未来、思い
 

「環境・循環・健康にこだわりながら、本物の味を提供していきたい」と小倉さんは話します。

独自の超ミクロン粉砕技術の開発により、添加物を使わずに米粉のうどんやパンを作ることが可能になりました。
「グルテンフリー食の需要が高まってきて、米粉を使ったパンや麺が主食として求められています。米粉で作った麺には、比内地鶏のダシがすごく合うんですよ。」
小倉さんは今、地元の食材と比内地鶏を使った町おこしを仕掛けたいと考えています。

「こんなにこだわりを持っているそば屋は、いないと思いますよ」と笑う小倉さん。
環境に優しい農業、体に良い食、そして美味しいものを提供しながら、賢い有機循環のモデルを作っていくために、まだまだ新たな挑戦を続けていくOGURAです。




  • ㈱OGURA
  • 〒018-5701 秋田県大館市比内町扇田字倉下5-1
  • TEL/FAX 0186-55-3090/0186-55-3681